Works プロジェクトストーリー01

顧客と夢を共有し、
理想への長い道のりを進んでいく。
ユニマットグループの「理想の街」プロジェクトへの参画
京成建設は、ビルや商業施設といった建造物の建築事業、そして線路や道路や橋梁の建設すなわち土木事業を推進する技術と能力を有するゼネコンです。このページで紹介するプロジェクトは、そのような京成建設が有する技術と能力をフルに発揮し、顧客が思い描く夢-理想の街づくりを、数十年という長い月日を費やして実現に取り組む壮大なものです。
  • EIKI ITO
    建築本部 第一工事部
    1993年入社
  • KOICHI ORIKASA
  • KAZUKI TAMEI
    建築本部 第一工事部
    2018年入社
  • NAOKI SHIMIZU
    建築本部 第一工事部
    2022年入社(中途)
Episode 01
理想の街-リゾートタウンの開発
伊藤 栄喜 1993年入社
「ゆとりとやすらぎの提供」を理念に掲げ、オフィス向けサービスや美容・健康、教育、飲食、介護、不動産関連など様々な事業に取り組んでいるユニマットグループ様。短期的な利益を追うのではなく、長い目で見て価値のあるものを追い求めるユニマット様のスタンスを象徴する事業として、リゾート事業が挙げられます。
ユニマット様のリゾート事業の特長は、白紙のキャンバスに絵を描くように、ゼロからスタートしていることです。
そのテーマは『街づくり』。
短期的な視点で開発を行い、収益を得るのではなく、コンセプトを明確にし、長期的な視点で、統一感のある理想的な街づくりを、地域に根を下ろして行っていることです。
具現化されたリゾート事業のサービスの事例として、宮古島の「シギラセブンマイルズリゾート(開発総面積135万坪(2022年時点) 」があり、こちらは1986年の開業以来順調に事業を展開、成功を収めています。
シギラセブンマイルズリゾートが海のリゾートなら、今回紹介する「八街未来都市プロジェクト(開発総面積90万坪(2022年時点) 」は里山のリゾートと言え、里山の豊かな緑の中でゴルフや様々なレジャーを楽しめる街として、現在も開発が進んでいます。
Episode 02
プロジェクトを通じて蓄積されていくノウハウ
折笠 浩一
2022年現在、京成建設チームはグランピングロッジ(手ぶらでバーベキューやキャンプを楽しめるリゾート施設)の建築をはじめとした、八街未来都市プロジェクトの開発の一翼を担っています。
所長を務める伊藤は2008年にオープンした千葉バーディクラブ(ゴルフコース)の開業以来このリゾートの開発に携わっており、何もなかった里山の風景がだんだんとリゾートタウンとしての姿を現していく様を見届けてきた存在です。
2012年には、ゴルフコースのフェアウェイ横に所在するフェアウェイサイドヴィラの建設を行うことになりましたが、それまでの伊藤のキャリアではビジネスホテル等の経験はあったもののリゾート施設建築の経験はありませんでした。そのため伊藤はシギラセブンマイルズリゾートや海外のリゾート施設に足を運んで知識を吸収し、フェアウェイサイドヴィラの建築に応用していきました。このことは、とりもなおさず京成建設に付加価値の高いリゾート施設建築のノウハウが得られたことも意味します。
Episode 03
プロジェクトに関わるメンバーの変化や成長
溜井 一基 2018年入社
また所長である伊藤の役割には、顧客であるユニマット様との交渉もあります。
高い理想を掲げ、一日でも早く理想の街を具現化したいユニマット様。しかし、施工を手掛ける伊藤たちにとっては、工期や技術的なことなど難易度の高い課題をクリアすることを求められていることになりました。それでも、難題を一つひとつクリアしていく中で、伊藤の心境はだんだんと変わっていきました。お客様が考える理想の街-すなわち夢は伊藤の夢ともなり、共に早く具現化したい、形にしたいと思うようになったのです。
高級リゾート施設開発、という貴重な機会は、若手社員にも良い経験を積めるチャンスとなっています。2018年入社の溜井は、このプロジェクトに参加するまで高層ビルの建築に携わってきましたが、パーゴラ(蔓などの植物を絡ませる、木材の棚や庇)があるなど内外装にこだわりのある2階建ての建物の建築に携わるのは初めての経験となりました。ビルメンテナンス業から転職してきた清水にとってはすべてがはじめての経験となりますが、所長である伊藤の「協力会社の職人さんが100%の力を発揮できるよう、段取りをしっかりと考えていこう」という方針のもと、チームで協力しながら日々の管理業務に携わっています。
Episode 04
街が形になってゆく。
夢のバトンは、引き継がれてゆく。
清水 直樹 2022年入社
建設を進めているグランピングロッジの前には、宿泊客の動線となる市道の建設も予定されています。道路の建設と言えば土木の領域であり、このプロジェクトでは建築・土木両方の技術やノウハウを活かす場であり、京成建設が培ってきた技術の集大成がここに表現される、ということになるわけです。また、プロジェクトの規模や影響力という観点からも、社内外で注目を浴びる案件となっています。
何もない里山だった場所が、宿泊施設を伴うドッグランリゾート施設、飲食店、温泉施設、ホテルができはじめ、工事関係者しかいなかった場所がだんだんと“お客様”が集まる“街”になってゆく。そんな、感動とも表現できるような感覚を得ながら、伊藤、溜井、清水は日々の仕事に取り組んでいます。
また、伊藤はこのプロジェクトの特徴として「永遠に未完であること」を挙げています。
街が賑わい、多くの人が集まるようになると、間違いなく「これをやりたい」という人が現れるはず。この街の誕生と成長を見届けてきた伊藤としては、何とかそれを形にしてあげたい、と考えています。ですから、いま伊藤は自分の使命を「夢のバトンを引き継げる後輩を育てること」と考えているのかもしれません。